狭山市制施行70周年記念 令和6年度冬期企画展 ─ものづくりの街 さやま─「収蔵品展 狭山市の人形」
日本における人形の歴史は縄文時代の土偶にまで遡り、信仰の対象としてつくられはじめたとされます。不思議な力を持つと信じられ、ときには身代わりとしても使われた一方で、玩具としての人形も1000年以上前から存在していました。これらが江戸時代になると節句の行事と結びつき、やがて雛人形や五月人形がつくられるようになります。現在、日本人形は国内外で美術品や工芸品として高く評価され、とりわけ埼玉県は岩槻、鴻巣、越谷を筆 頭に日本最大の人形生産地として知られています。狭山市も浅草橋で修行した小澤雛屋(現・狭山清玉)を師とする人形店が立ち並び、 最盛期には職人の家が20軒ほど存在しました。
今回は、収蔵品の中から狭山市内にあった人形店「川島屋」や「岡野人形店」のものをはじめとする、選りすぐりの人形たちを大公開します。また、奥富公民館で開催される 「奥富ひなまつり」より、段飾りと吊るし雛の特別展示もあります。人形の文化や人形づくりを通し、「ものづくりの街 さやま」をご案内します。
🎎関連イベント🎎
講演会「雛人形の歴史について」
江戸時代を中心に、様々な表情や姿をした雛人形の 特徴等を紹介し、雛人形の歴史について解説します。
日 時:令和7年2月16日 (日) 10:30~11:30
定 員:40名(先着順)
講 師:新井 久代氏(公益財団法人 遠山記念館学芸員)
場 所 :狭山市立博物館 1階研修講義室
参加費:300円
申込み:2月1日 (土) 9:00より
🌸工作教室「春のまいまい体験講座」🌸
人気の砂絵や企画展にちなんだ「つるし雛モビール」や「おえかきペグドール」などがつくれます。
開 催 日:企画展開催期間中の土・日・祝日
①10:30~12:00 ②13:30~15:00(受付は15分前まで)
参 加 費:250~300円
定 員:当日先着順、整理券配布、30分時間交代制