企画展

令和4年度夏期企画展 狭山de妖怪展

「狭山 de 妖怪展」展示出典目録

“妖怪”とは何でしょうか?“鬼”、“もののけ”、“あやかし”など、様々な呼び名があります。これらは常識ではありえない不思議な現象や存在などを表した言葉で、古くから書物の中でその姿について記され、また絵画でも視覚化されてきました。角をはやした恐ろしい鬼の姿をしたものもいれば、どこかユーモラスな道具の妖怪や動物のような妖怪など、人々は想像力をふくらませて多様な妖怪の姿を思い描いてきたのです。

本展では、妖怪絵を代表する「百鬼夜行絵巻」(学習院大学史料館所蔵)を展示し、この絵巻に登場する妖怪のうち、“古道具”の妖怪(付喪神)について当館所蔵の実物の“古道具”(民俗資料)を用いて解説します。また、当館の収蔵品を中心に鬼や狐などの妖怪に関する資料や、株式会社高橋書店から刊行されている『リアル妖怪大図鑑』とのコラボレーションにより狭山の民話に登場する妖怪を紹介します。

この夏、狭山の地にて妖怪の世界をお楽しみください。