学芸員ブログ
令和3年度春期企画展「収蔵品展入間川商店街-繋がるモノ・人・街-」開催中
現在、狭山市立博物館では令和3年度春期企画展「収蔵品展入間川商店街-繋がるモノ・人・街-」を開催しています。
当館の収蔵品より現在も狭山市にある入間川商店街の商店で実際に使用されていた
道具や看板、商品などの貴重な資料59点を展示・解説しています。
本展覧会では明治・大正・昭和・平成以降と時代ごとに焦点を当て、入間川商店街の生活と文化の足跡を辿ります。
ここで少しだけ展示品をご紹介。
神田薬局で使用されていた浅田飴看板。
現在も販売されているのど飴ですが、当時の看板は一つ一つが職人の手作りで金粉や金箔を使用した高価なものだったそうです。
昭和54年に「狭山市駅」と改称されるまで駅で使用されていた西武新宿線入間川駅の駅看板。
見覚えのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
臨時休館中に追加展示した明治期のドイツ製手回しミシン。
ミシンは、かつて洋品店を営んでいた「ときわや」というお店にあったものです(戦後は飲食店)。
その他、入間川商店街地図(明治35年、昭和40年代、令和2年12月時点)や昭和40年代の入間川商店街ジオラマなどを展示しています。
ぜひ、博物館に狭山の街の歴史を学びにお越しください!