学芸員ブログ
狭山市史跡めぐり 入曽地区編 開催!
令和5年10月19日(木)、狭山市史跡めぐり 入曽地区編を開催いたしました。
令和4年度春期企画展関連イベントとして開催いたしました「さやまの風景散歩~狭山市史跡巡り~」の第2弾として、今回は入曽地区にある文化財や史跡を巡りました。
約5.0kmのコースから、当日の様子を紹介します。
入曽駅からまず向かったのが、「入間村の碑」です。
かつて入間村役場があった場所に建てられ、狭山市になる前の村の歴史を伝えています。
こちらは「夢地蔵」。元々は寛政7年に金剛院大日堂に建てられたお地蔵様です。
この地蔵を篤く信仰していたある人が、夢枕に立った地蔵のお告げによって長野県小諸市で温泉を掘り当てることができました。そのため「夢地蔵」と呼ばれています。
その所以で、しばらく小諸市に遷座しておりましたが、現在は南入曽の中央霊園に戻っています。
こちらは入間野神社です。
毎年第3土曜日・日曜日に入曽の獅子舞(埼玉県指定文化財)が奉納されます。
入曽地区を代表する文化財・七曲井です。
直径が最大で26m、深さ11mの大型のすり鉢状の井戸で、鎌倉街道上道沿いの給水場所として9世紀ごろに武蔵国府によって掘られたとされています。
現在は埼玉県の有形文化財に指定されています。
真言宗豊山派の寺院、金剛院です。
こちらも毎年10月第3土曜日・日曜日の両日にわたって、入曽の獅子舞が奉納されます。
野々宮神社にも訪れました。
こちらは入曽囃子(市指定無形民俗文化財)が奉納される神社です。
このほかにも様々な入曽地域の文化財・史跡をめぐりました。
参加された皆様、誠にありがとうございました。