学芸員ブログ
令和4年度春期企画展「童絵作家・池原昭治展~残しておきたい狭山の風景~」開催中
現在、狭山市立博物館では狭山市在住の童絵作家・池原昭治さんによる絵画展
「童絵作家・池原昭治展~残しておきたい狭山の風景~」を開催しています。
池原昭治さんは「まんが日本昔ばなし」の演出・作画・美術を手掛けられ、狭山市観光大使も務められています。
日本各地を巡り、その土地の歴史や自然、人との出会いから生まれた昔ばなしの世界を童絵で残し続けています。
本展では、広報さやまに2012年4月号から2020年7月号まで掲載されていた『残しておきたい狭山の風景』(全100回)で描かれた中から選りすぐりの作品を55点展示しています。
その中から狭山市の文化財などをテーマとした作品を取り上げ、狭山の歴史や風土・文化財・史跡・祭り・風習などを紹介しています。
様々な狭山の風景が、ほのぼのとしたタッチで童絵の中で描かれています。
童絵の中で描かれる風景と童たちの可愛らしい姿を見ていると、優しい気持ちになって心が安らぎます。
あわせて『狭山市郷土かるた』の絵札、令和版原画46点と昭和版原画48点を展示しています。
博物館も郷土かるたに登場しています。狭山市七夕の妖精おりぴぃと童たちも描かれています。
池原昭治2022年カレンダー「ふるさとのわらべうた」原画も展示しています。
また本展のために描き下ろされた新作の屏風絵「武蔵野の雑木林と童」を初公開しています!
実物はさらに圧巻です。ご来館の際は是非ご覧ください。
池原さんの作品をきっかけに狭山の歴史や風土を学び知り、その魅力を再発見するきっかけになれば幸いです。
5月15日(日)まで開催中ですので、GWは池原昭治展に是非お立ち寄りください。