学芸員ブログ

第6回さやはくフォーラムが開催されました

当館では、5月~6月(春季)と11月~12月(冬期)の年2回、市民の皆さんが日ごろの研究活動や芸術活動の成果を発表する場として、生涯学習セミナー「さやはくフォーラム」を開催しています。今年度は、5月30日と6月13日に第6回さやはくフォーラムが開催され、4名の方にご講演いただきました。

5月30日は、午前中に吉岡勇三さん(さやま歴史クラブ・さやま環境市民ネットワーク)による歴史講座「日本史から見た狭山史~第2回平安時代から室町時代~」が行われました。

吉岡さんのご発表は、とにかく資料が豊富で内容が盛りだくさん!また、気候から歴史を見るといった点が特徴で、第1回目から参加されている方もいました。

 

午後は加藤進さん(さやまナビーズ)による地質科学講座「武蔵野台地と地下水」が行われました。

非常に専門的なお話をわかりやすく説明してくださり、受講者からは、改めて水を見直すことができたとの感想がありました。

 

6月13日は、午前中に井口孝之さん(さやま歴史クラブ・さやまナビーズ)による歴史講座「狛犬の歴史と分類、及び狭山市の狛犬について」が行われました。

井口さんは、とにかく多くの狛犬の画像を集めるなど、地道なフィールドワークの成果をご発表されました。受講者からは「狛犬の見方を覚えた」「神社を廻る楽しみが増えた」といった感想がありました。

 

午後は浜田明美さん(さやまナビーズ)による西洋美術講座「子どもを描いた名画」が行われました。

西洋美術の歴史において、絵の中に子どもはどのように描かれてきたのか、豊富な画像資料を用いて西洋絵画の見方を丁寧に教えてくれました。

 

今年度は、11月~12月ごろに第7回さやはくフォーラムの開催を予定しております。発表者は随時募集しておりますので、ご興味のある方はぜひ当館までご連絡ください。