TEL.04-2955-3804

狭山市

学芸員ブログ

20171222 投稿

「飛び出す絵本展」始まりました♪

1階舞い舞いホールで12月20日(水)より「飛び出す絵本展」が始まりました!

70点以上の国内外の飛び出す絵本を
実際に手に取ってご覧いただけます。

こちらはくまのプーさんの大型仕掛け絵本です。
くまのプーさんの物語の印象的な5つのシーンが再現されています。
見ているだけでとても癒されるおすすめの1冊です。

ゆっくり座りながら絵本で遊べるコーナーもあります♪

2階企画展示室では「レッツキャリー展」も好評開催中!
ご家族やお仲間で「運び」を体験しながら、
楽しい写真をぜひ撮影してみてください。

皆さまのご来館をお待ちしております♪

20171221 投稿

音楽劇「みんなでパーティー」

12月17日(日)に東京家政大学の佐藤ゼミの学生の皆さん制作の
音楽劇「みんなでパーティー」を上演しました。

当日はたくさんの子供たちが遊びに来てくれました♪

かわいい8人の小人さんたちと一緒に
お掃除をしたりケーキを作ったり・・・
ストンプを取り入れた楽しい音や歌があふれる劇を
子どもたちは夢中になって見ていました。

最後はみんなでダンス!

子供たちのかわいい笑顔にたくさん出会えた、
とても幸せなひとときとなりました♪

東京家政大学のみなさん、
音楽があふれる素敵な劇をありがとうございました。

 

20171219 投稿

特別展示「酒造りの絵馬」①

常設展示室横のガラスケース内に
奥富竹外作「酒造りの絵馬」を展示しています。

こちらの絵馬は、文化14年(1817年)頃に梅宮神社(狭山市上奥富508)に奉納されたと伝えられていますが、詳細は遺されていません。全16枚の絵馬によって、原材料の米の仕入れから完成した酒の出荷までが、繊細に描かれています。

1枚目穀蔵之部
米の仕入れ
酒米(酒造りに用いる米)は、主食用の一般米に比べて心白(コメの中心部の白く不透明な部分)が多い心白米を使用します。ここでは、米を仕入れて蔵へ運ぶ様子がみられます。

2枚目「水車之部」
精米
玄米の表面を削って白米に仕上げる仕事を精米といいます。心白を多く使うほど雑味のない味わいになると言われているため、一般米より多く削られた高精米が使われます。ここでは水車を利用した精米の様子がみることが出来ます。

3枚目「竹流之部」
酒造りの準備(桶の修理と洗浄)
近世以前は壺や甕のなかで酒を造っていましたが、桶や樽を使用するようになり、大量に酒を仕込むことが可能になりました。

4枚目「廣敷之部」
酒造り職人の食事
酒造りの統括指揮者は杜氏と呼ばれ、その下に蔵人・酒男と呼ばれる仲間が酒造時期である秋になると酒蔵に入り、集団で生活をしました。

今後、平成30年3月まで、4枚ずつ順番に展示予定です。
ぜひ見にいらしてください。

20171209 投稿

狭山の民間信仰史跡巡り

12月1日(金)、『狭山の民間信仰史跡巡り』を開催しました。
当館周辺の地蔵や庚申塔、観音様や板碑などをボランティアスタッフのご案内で巡ります。

当日は少し肌寒い曇りの天気でしたが、 参加予定者全員参加で出発しました。

稲荷山公園内の紅葉も見頃です。

5㎞の行程を分かりやすい解説を聞きながら歩いた後は、
江戸後期の食事をイメージした「昔御膳」を当館併設レストランで召し上がっていただきました。
参加された皆さまには、とても喜んでいただけたようです♪

今回案内をしてくださった中西さんは、
当館のボランティア「さやまナビーズ」として活動しています。
他にも約70名の皆さまが登録し、制作や案内などでご活躍いただいております。
ボランティアにご興味のある方は、ぜひ当館までお問い合わせください♪

20171129 投稿

泥棒と風呂敷

緑色の唐草模様の風呂敷を見ると、泥棒が荷物をいっぱいに詰め込んで背負って逃げているイメージが浮かびませんか?
これはなぜなのでしょうか・・・。

唐草模様の風呂敷は、明治30年頃から昭和50年位までに大量生産され、どの家庭にも必ず1枚はあるといっても良いほど流行しました。唐草模様は四方八方に限りなく伸びる「つる草」が図案化されたもので、延命長寿・子孫繁栄を意味しています。非常におめでたい柄でもあるので、嫁入り道具である布団などの夜具を包むのに使われました。嫁ぎ先の箪笥の一番下の段にその風呂敷を入れるのが良いとされていたので、泥棒は家に忍び込むと、最初に箪笥の一番下にある唐草模様の風呂敷を取り出して、お目当ての品物を包んで運び出しました。どの家庭にもある柄の風呂敷なので、持ち歩いていても疑われる心配もなく、逃げやすかったようです。さらに漫画やテレビでの影響も加わり、唐草模様の風呂敷=泥棒というイメージは定着しました。

舞い舞いホールで開催中の「風呂敷の作法~包んで運ぶ~」にもすいか包みの風呂敷に唐草模様の柄が使われています。紺色の落ち着いた唐草模様の風呂敷からは、さすがに泥棒のイメージは浮かびませんね♪

「風呂敷の作法~包んで運ぶ」は当初の予定より延長をして12月13日(水)まで開催します。

先日来館されたフランス人のお客様から、ヨーロッパには布で包んで持ち歩く習慣はないと伺いました。また、さまざまな包み方の美しさにとても感動されていました。私も風呂敷が日本の機能美あふれる文化であるということを、再確認することが出来ました。展示期間はあと2週間程となりましたが、皆さまぜひ足をお運びください。お待ちしております♪

 

 

20171124 投稿

人の力で運ぶ

「レッツキャリー展 収蔵品にみる運びもの」ではさまざまな運びに関する道具を展示していますが、
そのほとんどが人が自力で運ぶための道具です。

この人の力で運ぶといった運搬形態は、「頭で運ぶ」「背に負う」「肩に担う」「腰にさげる」「手に持つ」の5種類に分類されます。
それぞれの運搬形態からみた道具をご紹介します♪

「頭で運ぶ」
一般的には頭上運搬と呼ばれています。
主に女性の水や薪の運搬などの家事労働や行商にも広く見られました。
展示室内には上部に長いひものついた籠が展示されています。
これは前額運搬用の籠で、額にひもや帯状のものをかけて荷を背負います。
この運搬方法は世界各地でも見られ、とくにヒマラヤ山麓や台湾の原住民がよく知られています。
 

「背に負う」
背負運搬と呼ばれています。
籠や背負梯子(しょいこ)に代表されます。
日常の運搬や山岳での運搬に利用されました。

「肩に担う」
肩担運搬と呼ばれています。
人力による運搬としては、最も重量に耐えられるものとなります。
荷物を直接肩に乗せたり、棒などで間接的に荷物を運搬します。

「腰にさげる」
大きいものや重いものには向かない運搬方法。
主なものには、魚を取る際のビクや腰籠、風呂敷に弁当を包み腰にまくなどがあります。

「手に持つ」
持つ作業のほとんどが手に持つとも考えられます。
道具としては、袋・籠・桶・風呂敷などさまざまな物が挙げられます。
こちらはオカモチ。食べ物や食器を入れて運びます。

展示室内は時代を追った並び方になっていますが、運搬形態に着眼して見てみるのもおすすめです。
重さや大きさ、用途などにより、持ちやすさや運びやすさが考えられた道具から、先人の知恵と工夫を感じてみてください。

また、常設展示室のジオラマの中にもさまざまな「運び」の姿が見られます。
時代ごとのジオラマを見ていると、古代から現代まで「運び」が人々の生活を支えていた事を改めて感じることが出来ます。

「レッツキャリー展 収蔵品にみる運びもの」をご覧になった後には、
ぜひ常設展示室のさまざまな「運びもの」も探してみてください♪

20171119 投稿

「レッツキャリー展」ギャラリートーク

11月18日に「レッツキャリー展 収蔵品にみる運びもの」の
ギャラリートークを開催しました。
講師は狭山市教育委員会社会教育課主幹の吉田弘さんです。

吉田さんは生まれも育ちも狭山市ということで、
一般的な運びにまつわるお話だけでなく、
狭山市周辺の地形や地質、風習などを交えながら分かりやすく説明してくださいました。

企画展示室内の「桐生屋支店再現展示」は、
実は吉田さんのご先祖のお店を再現しています。

配膳箱には“吉田”の文字も・・・

参加者にもとても喜んでいただきました。
次回のギャラリートークは12月9日(土)10:30~11:30です。
皆さまのご参加をお待ちしております♪

20171115 投稿

特別展示「風呂敷の作法」

「レッツキャリー展 収蔵品にみる運びもの」では、
さまざまな運び体験を皆さまにお楽しみいただいています♪

また、1階の舞い舞いホールでは身近な運びを皆さまに感じていただける
「風呂敷の作法~包んで運ぶ~」の展示をしています。

風呂敷を持った凛とした佇まいの女性は、 とても素敵で憧れませんか?
今回の展示では、風呂敷のさまざまな包み方を紹介し、
風呂敷の利便性と機能美を 実際に包みながら感じていただきます。

風呂敷は奈良時代より包みものと呼ばれ、人々の身近な「運び」の文化を支えてきました。昔の日本では、贈り物を届けるときには風呂敷で包むことが常識でした。届ける相手への思いも包み、結び、大切に運ぶ。きれいな風呂敷に包まれた贈り物には、あたたかい気持ちまで包まれています。また、風呂敷を結ぶことには、人と人の心も固く結ぶという思いも込められています。古くから受け継がれてきた風呂敷の文化には、日本人の物を大切に扱う心と思いやりであふれています。

今回の展示のために、さまざまな包み方に挑戦して感じたのは、
基本の結び方の「真結び」と「一つ結び」を覚えれば、どの包み方もとても簡単に出来るということです。

おすすめの「二つ結び」はリボンが二つ並ぶのが特徴です。
お弁当箱におすすめです♪

また、「リボン結び」もとても可愛いです。
中身は本やDVDなのですが、ちょっと結ぶだけで素敵なプレゼントに変身します♪

この展示をきっかけに、皆さまの日常が風呂敷に彩られたら嬉しいです。
ぜひ「風呂敷の作法~包んで運ぶ~」で楽しい風呂敷包みを体験してみてください!

20171112 投稿

黒曜石の謎

先週より開催中の『レッツキャリー展~収蔵品にみる運びもの~』
「運び」をテーマにした収蔵品を紹介する展示ですが、1番最初に紹介されているのが黒曜石です。

鉱物の標本の中によくある黒色の石。特別貴重なものには見えない黒曜石ですが、実は古代の人々の生活に「運び」が存在していたことを証明してくれています。縄文時代、黒曜石は断面が鋭いため、獲物を裂いたり、木を削るなどに使われ、広範囲の遺跡から多数出土されています。また群馬県赤城山麓の岩宿では、縄文時代よりさらに古い旧石器時代の黒曜石を使用した打製石器の石槍が発見されました。これは、紀元前二万年位前から、私達の祖先が黒曜石を自分の集落に運んでいたことになります。ところが、日本国内でも黒曜石の産地はとても限られていて、関東周辺では信州や八ヶ岳、伊豆などでしか見られません。地図や道のない地理的観念の乏しい時代に、100㎞以上も離れた場所などに誰がどうやって運んだのか…  とても謎にみちていますし、現代の私達には計り知れない古代人の知恵や力も感じられませんか?
「レッツキャリー展~収蔵品にみる運びもの~」の黒曜石をご覧いただき、古代の人々の営みに、想いを馳せてみてください。

また、実際に触って体験できるコーナーも多数ご用意しています。
大人の方もぜひ様々な「運び」を体験してみてください♪

20171103 投稿

「レッツキャリー展 収蔵品にみる運びもの」

本日11月3日(金)より冬期企画展「レッツキャリー展 収蔵品にみる運びもの」を開催します。

人々の暮らしの中にはいつの時代にも生活に根ざしたさまざまな「運び」が存在してきました。
今回の展示では当館の収蔵品より、「運び」をテーマにした道具を紹介します。
また、実際に触って体験できるコーナーもたくさん用意しています。
ご家族やお仲間同士で、ぜひ昔の暮らしを感じながら体験してみてください♪

大八車。重い荷物をたくさん運ぶ大切な道具です。

天秤棒。二人で協力して重い荷物を運びます。

肥桶。空っぽでも、とても重たいことに驚かされます。
この中に肥料を入れて運びました。
とても力のいる、大変な仕事ですね。

写真撮影も出来ますので、楽しい写真を撮ってみてください!

また、舞い舞いホールでは、
「風呂敷の作法~包んで運ぶ~」を開催します。

日常でも気軽に使える風呂敷の包み方を紹介します。
基本の「真結び」と「一つ結び」さえ結べれば、
展示されている全ての包み方が簡単に出来るようになります。
体験用の風呂敷もご用意しておりますので、
ぜひ包み方を覚えて暮らしにお役立てください♪

さまざまな「運び」を皆さまに感じていただきたいと思います。
ご来館をお待ちしております。