2017年09月02日 投稿
詩人アンデルセン
童話で有名なアンデルセンですが、実は詩人でもありました。
ノルウェーの作曲家グリーグの有名な歌曲に「君を愛す」という曲があります。静かな美しい旋律で始まり、次第に愛があふれるように情熱的になる素敵な曲。実はこの曲の詩はアンデルセンによるものです。グリーグが妻ニーナと婚約したときに、捧げた曲だと言われています。生涯独身を通し、失恋の多かったアンデルセン。冒頭の歌詞「あなたこそ私の思いのすべて…」からも、とても情熱的な人だったと感じとれます。
アンデルセンはグリーグやシューマン、リストやメンデルスゾーンらの偉大な作曲家とも交流がありました。アンデルセン作詞の歌曲を、皆さまも良かったら聴いてみてください。
「空想の旅人 アンデルセン展」にはアンデルセン直筆の詩「決して青春がうしなわれることはない」が展示されています。ぜひ、アンデルセンの詩人としての一面も感じていただきたいと思います。