2018年10月08日 投稿
第3回 童句コンクール表彰式開催!
第3回童句コンクールの表彰式を行いました!
式は87名の方に参加して頂き、大変盛況でした!
↓こんなにたくさんの方に来て頂けるなんて!
↓童句作品に受賞者の顔もかさなると、なぜだかほっこり。
受賞者の子どもたち!やりました!
一般の部の受賞者も素敵な作品をありがとうございました!
狭山市立博物館では毎年「童句コンクール」を開催しております。
ここで「童句」ってなに?という方のために簡単な説明をば。
童句とは童心にたち帰って作る俳句であるとされています。がしかし、それだけではありません。
童句創始者である故土家由岐雄先生の『童句作法』には、次のように書かれています。
「童話や童謡があるように、童句もあってよかろうと、童句作りを始めました」。
童謡や童話は子ども達の感性を育むために大人が作った文学です。
同じ様に我が国の長い歴史の中で洗練されてきた「俳句」についても、子ども達へ贈る文学として「童句」があってもいいだろう
というのがきっかけだったようです。
つまり童句とは、子ども達に伝わりやすいような表現を使いつつ、俳句の素晴らしさをも伝える児童文学なのです。
根本の発想から「子ども俳句」とは一線を画すものです。
ただし、私たちは童謡や童話を子どもが作ってもよかろう!と、童句コンクールでも子供の部を設けています。
土屋先生の『童句作法』にはこうも書かれています。
「童句を作るには子ども達と等身大の目線が必要になります。童句をつくろうとすると、汚れた世間から解放され、今まで見えなかった小さな雑草に気付き、大自然の偉大さを感じられ、実に毎日が楽しくなります」
そんな素敵な童句、なんと狭山が発祥地なんです!
こんな文学を生んだ狭山を子ども達には童句とともに愛してもらえたらなと思っています。
長くなりましたが、つまりは童句を広げていきたいのです。
これからも皆さんと楽しい童句づくりを続けていきたいと思います。
よろしくお願い致します。