TEL.04-2955-3804

狭山市

学芸員ブログ

20171219 投稿

特別展示「酒造りの絵馬」①

常設展示室横のガラスケース内に
奥富竹外作「酒造りの絵馬」を展示しています。

こちらの絵馬は、文化14年(1817年)頃に梅宮神社(狭山市上奥富508)に奉納されたと伝えられていますが、詳細は遺されていません。全16枚の絵馬によって、原材料の米の仕入れから完成した酒の出荷までが、繊細に描かれています。

1枚目穀蔵之部
米の仕入れ
酒米(酒造りに用いる米)は、主食用の一般米に比べて心白(コメの中心部の白く不透明な部分)が多い心白米を使用します。ここでは、米を仕入れて蔵へ運ぶ様子がみられます。

2枚目「水車之部」
精米
玄米の表面を削って白米に仕上げる仕事を精米といいます。心白を多く使うほど雑味のない味わいになると言われているため、一般米より多く削られた高精米が使われます。ここでは水車を利用した精米の様子がみることが出来ます。

3枚目「竹流之部」
酒造りの準備(桶の修理と洗浄)
近世以前は壺や甕のなかで酒を造っていましたが、桶や樽を使用するようになり、大量に酒を仕込むことが可能になりました。

4枚目「廣敷之部」
酒造り職人の食事
酒造りの統括指揮者は杜氏と呼ばれ、その下に蔵人・酒男と呼ばれる仲間が酒造時期である秋になると酒蔵に入り、集団で生活をしました。

今後、平成30年3月まで、4枚ずつ順番に展示予定です。
ぜひ見にいらしてください。