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狭山市

学芸員ブログ

20180318 投稿

特別展示「酒造りの絵馬」③

常設展示室入口横で特別展示中の奥富竹外作「酒造りの絵馬」
現在、9~12枚目を展示しています。

9枚目「仕込之部」
麹・酒のもと・蒸し米・水をまぜる
酒のもと(酛)に麹と蒸し米と仕込み水を加えたものを醪(もろみ)といいます。醪を増量するために、小さな桶で三段仕込み(3回に分けてゆっくり仕込む)を行い、親桶と呼ばれる大きな桶に集められます。

10枚目「槳遺之部」
醪(もろみ)をかきまぜる
櫂棒で撹拌し醪の発酵を調節します。仕込みが終了した醪は約20~30日間かけて熟成されます。熟成期間も毎日櫂入れ(醪をかき混ぜる作業)を行う。

11枚目「揚船之部」
醪(もろみ)を絞る
熟成された醪は圧搾されて酒と酒粕にわけられます。醪を袋に詰め、四角い槽(ふね)(浴槽のようなもの)の中に積み上げ、下側の口から新酒を絞りだします。

12枚目「滞引之部」
原酒のにごりをとり、清酒にする
新酒に浮遊している酒粕を除去する作業を滓(おり)ひきといいます。濁った新酒を桶に移して滓が沈殿していくのを待ちます。上澄みの酒は直ちに分離され、残った滓は再び集められて滓ひきが繰り返されました。

ついにお酒の完成です。
この後は、殺菌をしたり酒粕から焼酎を作ったり・・・。
そしてついに出荷となります。

こちらの絵馬は3月末まで展示予定です。
貴重な酒造り工程のクライマックス。
ぜひご覧ください。