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狭山市

学芸員ブログ

20180129 投稿

特別展示「酒造りの絵馬」②

常設展示室入口横で特別展示中の奥富竹外作「酒造りの絵馬」
5~8枚目に展示替えをしました。

5枚目「米洗之部」
コメを研ぐ
米を洗う仕事は手と足で行う辛い仕事でした。洗い場で行われ、内井戸で水を汲み桶に溜めます。ここでは米を桝で計り入れ、半切り桶でコメを洗う様子がみられます。

6枚目「釜屋之部」
米を蒸す
蒸米は釜屋で行われました。釜屋が火を焚き釜の水の蒸気で甑(こしき)の中の米が蒸されます。米を甑に置く仕事、蒸米を甑から出す仕事に分業され、蒸米は筵(むしろ)の上で冷やされました。

7枚目「室屋之部」
麹をつくる
麹は麹室(こうじむろ)でつくられました。蒸米を床に広げ種麹を捲き、麹菌を蒸米に繁殖させます。蒸米を撹拌し麹蓋に盛り、繁殖条件を一定にするために麹蓋を積み替えて、40時間経過すると麹ができあがりました。

8枚目「元取之部」
酒のもとをつくる
酒のもと(酛)は麹・仕込み水・蒸米をまぜたものでアルコール発酵の元となります。蔵の二階でつくられることが多く、低温でゆっくりと蒸米を冷やしました。

ここまでの絵馬でちょうど半分。
酒造りの工程が細かく分業され、蔵の中のそれぞれに適した場所で行われていることが分かります。
また、職人の動きや道具に注目してみると、さまざまな発見があります。

こちらの絵馬は2月中ごろまで展示予定。
9枚目からはいよいよ仕込みが始まります。
ぜひ、見にいらしてください♪