2017年09月20日 投稿
アンデルセン童話「モミの木」
舞い舞いホールには季節外れのクリスマスツリーが1本立っています。
皆さまはアンデルセン童話の「モミの木」をご存知でしょうか?
アンデルセン童話「モミの木」のお話を紹介します。
森の奥深くに立つ1本のかわいらしいモミの木は、早く大きくなって別の世界に行きたいと願います。日の光は「おまえの若さを楽しめばいいのだよ!すくすくのびていくことや、おまえの中にある若い命をよろこびなさい!」と教えてくれますが、その声はモミの木の心には届きません。やがて森から切り出されたモミの木は、クリスマスツリーとして美しく飾り付けられます。幸せを感じるモミの木。しかし翌日には屋根裏部屋へ運び込まれ、春になると燃やされてしまいます。
モミの木の一生が人生に重なります。
私たちは全てが終わる時、初めて大切なことに気付くことが出来るのかもしれません。
今、生きている瞬間こそが大切だと教えてくれる作品です。
童話「モミの木」の中で、モミの木が一番幸せを感じたのは、
クリスマスツリーとして美しく飾られた瞬間でした。
舞い舞いホールでは切り絵の材料を用意しています。
アンデルセンのクリスマスの飾りのように 素敵な飾りを作って、
モミの木を飾ってあげてください♪
アンデルセンの童話には、
さまざまなメッセージが込められています。
大人になって読み直すことで、新しい発見がきっとあるはず・・・。
読書の秋。
「空想の旅人 アンデルセン展」の読書コーナーで、
アンデルセンの童話も、ぜひお楽しみください。