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狭山市

学芸員ブログ

20171119 投稿

「レッツキャリー展」ギャラリートーク

11月18日に「レッツキャリー展 収蔵品にみる運びもの」の
ギャラリートークを開催しました。
講師は狭山市教育委員会社会教育課主幹の吉田弘さんです。

吉田さんは生まれも育ちも狭山市ということで、
一般的な運びにまつわるお話だけでなく、
狭山市周辺の地形や地質、風習などを交えながら分かりやすく説明してくださいました。

企画展示室内の「桐生屋支店再現展示」は、
実は吉田さんのご先祖のお店を再現しています。

配膳箱には“吉田”の文字も・・・

参加者にもとても喜んでいただきました。
次回のギャラリートークは12月9日(土)10:30~11:30です。
皆さまのご参加をお待ちしております♪

20171115 投稿

特別展示「風呂敷の作法」

「レッツキャリー展 収蔵品にみる運びもの」では、
さまざまな運び体験を皆さまにお楽しみいただいています♪

また、1階の舞い舞いホールでは身近な運びを皆さまに感じていただける
「風呂敷の作法~包んで運ぶ~」の展示をしています。

風呂敷を持った凛とした佇まいの女性は、 とても素敵で憧れませんか?
今回の展示では、風呂敷のさまざまな包み方を紹介し、
風呂敷の利便性と機能美を 実際に包みながら感じていただきます。

風呂敷は奈良時代より包みものと呼ばれ、人々の身近な「運び」の文化を支えてきました。昔の日本では、贈り物を届けるときには風呂敷で包むことが常識でした。届ける相手への思いも包み、結び、大切に運ぶ。きれいな風呂敷に包まれた贈り物には、あたたかい気持ちまで包まれています。また、風呂敷を結ぶことには、人と人の心も固く結ぶという思いも込められています。古くから受け継がれてきた風呂敷の文化には、日本人の物を大切に扱う心と思いやりであふれています。

今回の展示のために、さまざまな包み方に挑戦して感じたのは、
基本の結び方の「真結び」と「一つ結び」を覚えれば、どの包み方もとても簡単に出来るということです。

おすすめの「二つ結び」はリボンが二つ並ぶのが特徴です。
お弁当箱におすすめです♪

また、「リボン結び」もとても可愛いです。
中身は本やDVDなのですが、ちょっと結ぶだけで素敵なプレゼントに変身します♪

この展示をきっかけに、皆さまの日常が風呂敷に彩られたら嬉しいです。
ぜひ「風呂敷の作法~包んで運ぶ~」で楽しい風呂敷包みを体験してみてください!

20171112 投稿

黒曜石の謎

先週より開催中の『レッツキャリー展~収蔵品にみる運びもの~』
「運び」をテーマにした収蔵品を紹介する展示ですが、1番最初に紹介されているのが黒曜石です。

鉱物の標本の中によくある黒色の石。特別貴重なものには見えない黒曜石ですが、実は古代の人々の生活に「運び」が存在していたことを証明してくれています。縄文時代、黒曜石は断面が鋭いため、獲物を裂いたり、木を削るなどに使われ、広範囲の遺跡から多数出土されています。また群馬県赤城山麓の岩宿では、縄文時代よりさらに古い旧石器時代の黒曜石を使用した打製石器の石槍が発見されました。これは、紀元前二万年位前から、私達の祖先が黒曜石を自分の集落に運んでいたことになります。ところが、日本国内でも黒曜石の産地はとても限られていて、関東周辺では信州や八ヶ岳、伊豆などでしか見られません。地図や道のない地理的観念の乏しい時代に、100㎞以上も離れた場所などに誰がどうやって運んだのか…  とても謎にみちていますし、現代の私達には計り知れない古代人の知恵や力も感じられませんか?
「レッツキャリー展~収蔵品にみる運びもの~」の黒曜石をご覧いただき、古代の人々の営みに、想いを馳せてみてください。

また、実際に触って体験できるコーナーも多数ご用意しています。
大人の方もぜひ様々な「運び」を体験してみてください♪

20171103 投稿

「レッツキャリー展 収蔵品にみる運びもの」

本日11月3日(金)より冬期企画展「レッツキャリー展 収蔵品にみる運びもの」を開催します。

人々の暮らしの中にはいつの時代にも生活に根ざしたさまざまな「運び」が存在してきました。
今回の展示では当館の収蔵品より、「運び」をテーマにした道具を紹介します。
また、実際に触って体験できるコーナーもたくさん用意しています。
ご家族やお仲間同士で、ぜひ昔の暮らしを感じながら体験してみてください♪

大八車。重い荷物をたくさん運ぶ大切な道具です。

天秤棒。二人で協力して重い荷物を運びます。

肥桶。空っぽでも、とても重たいことに驚かされます。
この中に肥料を入れて運びました。
とても力のいる、大変な仕事ですね。

写真撮影も出来ますので、楽しい写真を撮ってみてください!

また、舞い舞いホールでは、
「風呂敷の作法~包んで運ぶ~」を開催します。

日常でも気軽に使える風呂敷の包み方を紹介します。
基本の「真結び」と「一つ結び」さえ結べれば、
展示されている全ての包み方が簡単に出来るようになります。
体験用の風呂敷もご用意しておりますので、
ぜひ包み方を覚えて暮らしにお役立てください♪

さまざまな「運び」を皆さまに感じていただきたいと思います。
ご来館をお待ちしております。

20171022 投稿

「空想の旅人 アンデルセン展」最終日

8月26日(土)より開催の「空想の旅人 アンデルセン展」
最終日を迎えました。
多くの方にご来館いただきありがとうございました。

アンデルセンは「旅することは生きること」という詩を書いていますが、
後半の生涯のほとんどを旅をして過ごしました。
今回の展示資料の中にアンデルセン愛用の旅行鞄があります。

アンデルセンはこの中に本当に必要な物のみを詰め込んで、
各国を訪れ、素晴らしい作品の数々を残しました。

「私の少年時代は一遍の美しい物語であった。
物は無くても人は幸せになれる。」
アンデルセンは生涯をこう振り返っています。
豊かな創造力。
アンデルセンにとっては一番の財産だったのかもしれません。
物に溢れた生活になれてしまった自分自身に、
大切なことを教えてくれました。

皆さまの心に、
これからもアンデルセン童話が輝き続けますように・・・。

20171022 投稿

広瀬斜子織

さやま生涯学習をすすめる市民の会と狭山市教育委員会共催の
楽しく学ぶ自分磨き講座「広瀬斜子織」の復元を目指して
受講させていただきました。

講師である狭山遊糸会は、
狭山市内で江戸末期から明治にかけて盛んに生産されていた
絹織物「広瀬斜子織」の復元活動をされていらっしゃいます。
日頃より博物館にも足を運んでいただき、
当館収蔵の「広瀬斜子織」を解析したり、
復元についてのお話をお聞かせていただいています。

今回の講座では、 「広瀬斜子織」の歴史解説や
狭山遊糸会の結成の経緯から現在の活動までの説明がありました。
また、蚕の繭からの糸を取る実演もされていました。
織機の復元や「斜子織」の調査研究、糸の解析など、
その活動はまさに糸から織物ができるように 少ない情報を手繰り寄せ、
少しずつ形にしていく大変なものだと感じました。

当館には「広瀬斜子織」の資料として、反物や羽織、帯などが収蔵されています。
また、コロンビア博覧会の賞状などの貴重な資料も展示されています。

狭山市の遺産ともいえる「広瀬斜子織」を多くの方に知っていただき、
これからも狭山遊糸会の活動を応援したいと思います。
当館にお越しの際は、ぜひ常設展示室の「広瀬斜子織」もご覧ください。

20171013 投稿

公募展「第3回みんなのアンデルセン展」

公募展「第3回みんなのアンデルセン展」の出品作品をご紹介します♪

平面作品40点。

立体作品24点。

今回は、テーマとなっている童話ごとに作品を展示しています。
同じ童話でも、その場面や表現方法によってさまざまな世界が広がっています。
見比べたり、自分の知らない童話の一面を発見したり・・・。
それぞれの見方で楽しめるのではないでしょうか?

ぜひ、お気に入りの作品に投票してみてください!
投票は10月22日(日)まで。
結果は10月25日(水)にHPと館内掲示で発表します。

20171010 投稿

第二回童句コンクール表彰式

秋晴れの空の下、「第二回童句コンクール」の表彰式を開催しました。

開場にはおよそ80名の方にお越しいただきました。

こどもの部の受賞式の様子です。
みなさん緊張した面持ちで受け取っていました。

また、選考委員でいらっしゃる広沢一岐先生より選評もいただきました。

また、狭山ケーブルテレビさんにも取材に来ていただきました。
放送は10月12日(木)13日(金)
「タウンNEWS」(6:30~/12:00~/15:00~/19:00~/23:00~)で放映予定とのことです。

表彰式には、
小学2年生のお子様から一般の部の大人の方、
狭山市内だけでなく埼玉県内他市や県外まで、
さまざまな世代の方や地域の方にお集まりいただくことが出来ました。
たくさんの笑顔に出会えた、素敵なひとときとなりました。
ご参加ありがとうございました。
童句が多くの皆さまに親しまれますよう、
これからも取り組んで参ります。

1階エントランスの童句コーナーにも
受賞作品を掲示しておりますので、ぜひご覧ください♪

20171001 投稿

公募展「第3回 みんなのアンデルセン展」

10月1日(日)~10月22日(日)まで
舞い舞いホールにて公募展「第3回みんなアンデルセン展」を開催します。
全国から応募されたアンデルセン童話をテーマとした絵画や立体作品63点を展示し、
来館者の投票によって表彰します。

 

今回は北海道から九州まで、まさに全国からご応募いただきました。
今年はアンデルセンの母国でもあるデンマークと日本が国交150周年を迎えた記念の年にあたります。
秋期企画展「空想の旅人 アンデルセン展」でアンデルセンの遺品や生涯に触れた後に、
ぜひ、公募展で童話の素敵な世界を感じてみてください。

皆さまのご来館をお待ちしております♪

20170920 投稿

アンデルセン童話「モミの木」

舞い舞いホールには季節外れのクリスマスツリーが1本立っています。
皆さまはアンデルセン童話の「モミの木」をご存知でしょうか?

アンデルセン童話「モミの木」のお話を紹介します。
森の奥深くに立つ1本のかわいらしいモミの木は、早く大きくなって別の世界に行きたいと願います。日の光は「おまえの若さを楽しめばいいのだよ!すくすくのびていくことや、おまえの中にある若い命をよろこびなさい!」と教えてくれますが、その声はモミの木の心には届きません。やがて森から切り出されたモミの木は、クリスマスツリーとして美しく飾り付けられます。幸せを感じるモミの木。しかし翌日には屋根裏部屋へ運び込まれ、春になると燃やされてしまいます。

モミの木の一生が人生に重なります。
私たちは全てが終わる時、初めて大切なことに気付くことが出来るのかもしれません。
今、生きている瞬間こそが大切だと教えてくれる作品です。
童話「モミの木」の中で、モミの木が一番幸せを感じたのは、
クリスマスツリーとして美しく飾られた瞬間でした。
舞い舞いホールでは切り絵の材料を用意しています。
アンデルセンのクリスマスの飾りのように 素敵な飾りを作って、
モミの木を飾ってあげてください♪

 

アンデルセンの童話には、
さまざまなメッセージが込められています。
大人になって読み直すことで、新しい発見がきっとあるはず・・・。
読書の秋。
「空想の旅人 アンデルセン展」の読書コーナーで、
アンデルセンの童話も、ぜひお楽しみください。